


トーンイズム VINTAGE and BEYOND
1950年代後半に登場したハムバッカーは、コイルを二つに分割し、それらを直列逆相で連結して電磁ノイズを打ち消すという画期的な発想を現実化したものでした。興味深いことにその構造からは、当初の開発の主眼であったハムキャンセル効果だけでなく、2個のコイルが相互に干渉する事によって生まれる独特のタッチレスポンスと、それに呼応して刻一刻と複雑に変化する非常に音楽的で豊かな倍音群が引き出されました。そしてそこから生まれる深みのある芳醇なトーン、繊細さと大胆さを併せ持つ表現力は、同時期に生まれたロックやポップを中心とする音楽ジャンルが進化する過程で重要な役割を果たしました。
その基本デザインは今も変わらず引き継がれ、エレクトリックギター・サウンドの中核を担っていますが、誕生以来数十年のその歴史を音楽の変化の流れとあわせて詳しく見てみると、ともすればギター本体の陰に隠れた存在ながらも、その中に独特のキャラクターをもついくつかのバリエーション群があって、それがアーティストと相互に影響しあって時代の音楽を形作ってきた事が見てとれます。
それらの個体群が生まれた背景には、製造時期による工程や材料の変化と、製品となった後に部材に起こった経時変化との二つの要素が大きく関係しています。
製造工程や機材、手法の変化は主に製造初期の50年代に数多く起こり、同時にこの時期には部材の材質や寸法誤差の範囲にも様々な変化がありました。混在する要素のそれぞれが独自の変化パターンとタイミングを持つ中で、それらが並行して動いていく事でいわばうねりのようなものを作り出しました。変化がその時々のミックスで合算されていき、その結果としていくつかのピークのタイミングにおいて、特徴的なキャラクターを持つ個体群が出現していったのです。またそれだけでなく、ギターに組み込まれ製品として世に出た後にも、部材に様々な方向とタイミングで経時変化がおこり、熟成が進んでいきました。
こうして生まれたバリエーションの中には、前述のように音楽の流れを動かすほど際立って優れた表現力をもつ個体群がありました。それはギターの構成部品でありながら、その中に隠れたもう一つの楽器といっても過言ではない大きな存在でした。そしてプレイヤー達をインスパイアする力量を持ち、彼らに選びぬかれたその個体群は、彼らがミュージック・シーンを切り拓いていく上での大きな力となっていったのです。
トーンイズムは、これらの際立った個体群の特性を根源から理解し再現する事が最重要と考え、歴史を遡ってその独特のトーンを醸し出す構造や部材の性質、製造法、経時変化の影響等の重要な要素について研究を重ねてきました。
その成果として、その特別な個体群のトーン、そしてピッキングに反応するふるまいを忠実に再現したモデルが完成し、これを傾向別にカテゴリー分けしたビンテージ・シリーズとして製品化しました。
このシリーズの延長線上には、特に強い個性を持たせたレアスペックのワンオフ・カスタムラインを配しています。また、直近ではその基礎テクノロジーを応用して、ビンテージのエッセンスを残しながらも現代のプレイヤーに向けて自由度を上げたモデルを、モッド・シリーズとして開発しています。

Vintage pickups are highly responsive to a player’s touch, capturing every nuance of emotional expression. While they are based on the original excellent designs, there have been numerous changes in manufacturing methods over their decades-long history. Additionally, after these pickups were installed in guitars and released into the world, various material changes occurred over time, effectively altering their specifications. The significant variation among vintage pickups, which is one of their major characteristics, was created by the interplay of these two factors over time.
Among these variations, a select few pickups have captivated audiences with their advanced expressiveness, becoming one with the player. It would not be an exaggeration to say that vintage pickups are not just components, but one of the essential forces that have enabled guitarists to carve out the history of the music scene.
At Toneism, Yasuhiko Iwanade creates models that recreate iconic vintage tones and custom pickups that utilize his sound-crafting expertise, all based on his years of accumulated research and analysis of vintage pickups.
TONEISM
这些复古拾音器对于弹奏者的触摸高度敏感,并能够反映复杂的情感,它们为出色的设计奠定了基础。
几十年来,它们经历了制造工艺的变化和时间的推移,导致了无数种变化。其中,只有少数被优秀的弹奏者发现并精心挑选。就像备受尊崇的乐器一样,这些拾音器具有非凡的响应性和表现力,激发了弹奏者的创作热情,同时与演奏者紧密合作,令观众陶醉其中。
这些复古拾音器一直是音乐界开创性历史的重要推动力,由影响时代进程的音乐家们传承。 Toneism是一个品牌,诞生于对复古拾音器深入分析和研究的基础上,旨在重新创造它们的本质并发展所获得的知识,以满足当代弹奏者的需求。该品牌致力于创造能够在弹奏者和音乐之间实现高度融合的拾音器,为他们的演奏提供重要支持。
